・エレキギターとアコースティックギターって何が違うの?
・アコギとフォークギターって同じ?
・クラシックとフォークギターの見分けがつかない
こういった疑問にお答えします。
ギターの種類ってなんだか曖昧でわかりづらく感じたことはありませんか?
僕自身、ギター初心者時代はずっとモヤッとしていました。
ギターショップの店員さんに「フォークギターをお探しですか?」と聞かれ、「フォークというかアコギというか、木みたいなやつなんですけど、、、!」とスッキリしないまま会話をしていましたね(笑)
今回は、初心者が最低限知っておきたい「ギターの種類」をマルっと解説します!
本記事の筆者ギター解説系YouTuber「ギターを弾きましょう」です。
ギター初心者にもわかりやすい解説を心掛けています。
エレキギター
通称はエレキギター、エレキ。
※正式名称はエレクトリック・ギター
ピックアップを内蔵し、それによって弦の振動を電気信号に変換するギター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
わかりやすく言うと、ギターに付いているマイクで音を拾って、その音をアンプ(スピーカー)から出すギターってことです。
上の写真のエレキギターは、実はそのまま弾いた音(生音)はすごく小さいです。後から説明するアコースティックギターのように、ギターのボディ自体に音を響かせる空洞がないからです。
エレキギターはその名の通り、ケーブルで繋いで(電気を使って)スピーカーから音を出します。
エレキギターで音を出すイメージ①ギターを弾いて音を出す(小さい)
②ボディについてるマイクで音を拾う
③ギターに繋いだケーブルを通ってアンプへ
④アンプで音を大きくしてスピーカーから音を出す
アコースティックギター
通称、アコギ。
アコースティックなギター、つまり、電気を使わないギターのことです。
生音で演奏するギター全般を指す言葉ですね。
元々は生音で演奏するギターしかなかったのですが、エレキギター(電気を使用)が登場したことで、それに対する名前としてアコースティックギター(電気を使用しない、生音)という呼び方が生まれました。
電気を使わず(スピーカーで音を出さない)、ギターのボディから音を出すため、「生ギター」と呼ばれることがあります。
アコギの種類は要注意僕自身、ギター初心者時代にすごくややこしいなと思ったのが、「アコースティックギター、フォークギター、クラシックギター」の違いです。
ぶっちゃけ、実際の会話では曖昧な使われ方をしていることも多いです。
そこまで正確に認識しなくてもよいかもしれませんが、楽器屋の店員さんとの会話が噛み合わなかったことがありました。(特に忙しそうだったりすると、初歩的な質問はしづらかったりしますよね、、!)
この機会に、一度整理してスッキリさせておきましょう!
フォークギター
アコースティックギターの中で、「金属の弦を張るギター」のことです。
本来は、
アコースティックギターの中の1つの種類として、フォークギターがある
ですが、実際は「アコースティックギター=フォークギター」として呼ばれていることがほとんどですね。
また、フォークギターと言う呼び方は段々と減ってきており、アコースティックギターと呼ぶ人が多い印象です。特に若い世代でフォークギターと呼んでいる人をほとんど見たことがないので、ちょっと昔の呼び方っぽい印象があります。(そもそも1960年代以降に流行したフォークソングが名前の由来です)
ちなみにシンガーソングライターやバンドマンなどJpopで使われていたり、一般的に弾き語りのギターとして使われているアコースティクギターは、ほとんどがフォークギターです。
クラシックギターを弾いて、弾き語りをしている人はかなり珍しいです。
Jpopでクラシックギターを使うアーティストとしては、玉置浩二さんが有名です。
クラシックのギター演奏をしたい場合などを除いて、一般的な弾き語りギターを始めたい場合は、多くのアーティストに使われていて、様々な演奏方法に対応しやすいフォークギターを選んでおけば間違いないでしょう。
クラシックギター
ナイロン弦を張るギターは、クラシックギターと呼ばれます。元々はクラシックの楽曲を、指弾きで演奏するためのギターです。
アコースティックギター=フォークギター+クラシックギター
広い意味では、このように解釈します。
しかし、クラッシックのジャンルで電子楽器を使わないことから、わざわざ「アコースティック」(生音)という言葉を楽器名に用いることはありません。
よって、実際は
・アコースティックギター=フォークギター
・クラシックギターはクラシックギター
として呼ばれることが多いです。
クラシックギターは、ナイロン弦のあたたかみのある音がします。ソロギターを弾く人にもよく使われていたりしますね。
ギター選びに迷われている方は、自分が弾いてみたい曲のアーティストが使っているギターを調べてみるのがおすすめです。
おわりに
実際は、ギターの呼び方や解釈は、人によって曖昧だったりします。
基本の知識を身に付けた上で、話し手の世代やジャンル、会話の文脈などからある程度ニュアンスを読み取れる柔軟さが大切なのかもしれません。
また、初歩的なことのように思われがちですが、ギターの種類は解釈が曖昧な面があるので、「クラシックギターではなくてフォークギターってことですよね?」とか聞いちゃっても大丈夫だと思いますよ!
ギターの種類は、まずは大枠の種類の知識がわかればOKです。自分の買うべきギターの種類がわかれば、次はどのブランドがあるのかというステップですね!
以上、この記事が参考になったら嬉しいです。
それでは、また。