カポタストって何?
カポタストの使い方は?
どんな種類があるの?
初心者が買うべきタイミングは?
こういった疑問にお答えします。
本記事の筆者ギター解説系YouTuber「ギターを弾きましょう」です。
ギター初心者にもわかりやすい解説を心掛けています。
カポタストとは?
カポタストとは、ギターのフレットに挟んで「キー」を変更できる便利なアイテムのこと。
略して「カポ」と呼ばれています。
余談ですが、”カポッ”って感じでつけるので「カポ」なんだと筆者は信じていました(笑)
弾き語りギターなどコード弾きをする人にとっては、必須アイテムですね。
キーを簡単に変更できる
曲には「キー(Key)」があります。
カラオケで「原曲キー」とか「キーをプラス2しよう」とか言う、あの「キー」のことです。
カポを使えば、この「キー」の変更がより簡単にできるようになります。
カラオケの「キー」では、”音の高さ”みたいなイメージを持たれやすいですが、実際はもっと深みのある概念です。
キー(key)とは?「基準となる中心音」+「その中心音から構成される音のまとまり」
正しく理解するのが難しい概念なので、ふわっとイメージできたらOK。
そして、「キー」を変更できるカポタストが、必須アイテムと言われる理由は以下のとおり。
弾き語りギターなどのコード弾きでは、そもそもカポの使用を前提にしているコードアレンジが多い
つまり、ギター初心者が曲を弾こうとコード譜を調べた時、
弾きたい曲が「CAPO 3」とカポの表記がある場合は、「カポないと弾けないじゃん!」となってしまうということです。
カポタストの使い方
カポタストの使い方は、フレットに挟むだけ。初心者でも簡単に扱うことができます。
定番のカポタスト(バネ式)で、実際にカポを「3CAPO」につけてみましょう!
カポをつけてみよう使用カポ:G7th Nashville Capo
カポタストをつける手順
①しっかり握りやすいよう手にかける
力が入りやすいような握り方を探ってみてください。
②グッと握り込んでカポタストを開く
画像のバネ式カポは、かなり固めなので握力が必要。難しければ両手でやってもOK!
※ギター倒さないようにご注意
③フレットにはめる
フレットの縦のラインと平行にすること、フレット金具部分の近くにつけることがポイント。
④カポが装着できました!(3CAPO)
カポをした後は音がずれやすいので、必ずチューニングをしましょう!
⑤見た目チェック(おまけ)
靴のデザインを確かめる時と同じです。
真正面からだけではなく、横や斜めからの見た目が大事○
カポタストをつける位置
カポタストをつけるフレットの位置は、その曲のアレンジ次第です。表記されている位置につければOK!
コード検索サイトやギター解説動画の場合、「CAPO 3」みたいな感じで表記されている場合が多いですね。
また、表記がない(カバー動画などを見て参考にする)場合でも、ギターの何フレットについているかは、見た目で確認できる場合も多いです。5、7、12フレットなどで丸い目印がデザインされているギターが多いので、数える時の基準にしてみてください。
カポタストの種類と選び方
カポタストは種類やブランドも様々。初めてのカポには、まずは定番の2タイプから選ぶのがおすすめです。
初心者におすすめなカポの種類
①バネ式
開いて挟むだけの一番シンプルなタイプ。カポ移動が比較的スムーズにできるので、カポをずらす転調にも対応しやすいです。ただ、バネ式は固いので、握力がないと装着が大変に感じるかもしれません。
おすすめ:G7th Nashville Capo
②ネジ式
押さえる力が好みで設定できるので、チューニングを安定させやすいです。また、バネ式に比べて少し時間はかかりますが、装着する際の力があまり必要なく、楽につけることができます。
おすすめ:SHUBB
※筆者の場合は、カポタストをずらす転調がある曲の場合は「①バネ式」を、ない場合は「②ネジ式」を使用しています。転調する曲を弾きやすくしたい方は、カポタストの移動もしやすい「①バネ式」の方が良さそうです。
費用を抑えたい場合
「え、予算オーバーなんだけど!?」っていう場合は、費用をもう少し抑えた1,000円前後のカポで、気に入ったデザインのものを探すという選び方もありだと思います!
なぜなら、好きな曲を弾けない理由が「カポを持っていない」というのはすごくもったいないから。
ぶっちゃけ、カポの機能としてはちゃんと挟めればOKなんです。
「この曲弾きたい」っていう気持ちにすぐ応えてあげるのも大事だと思います。
リーズナブルなカポはこちらがおすすめ!
ギター初心者が買うべきタイミング
ギター初心者がカポタストを購入するのにおすすめのタイミングを、2つのモチベーションを例に見てみましょう。
ギターを購入して始める人→カポタストも予算に含めて、ギターと一緒に最初の段階で購入しておくのがおすすめ。
※カポが必要な曲は多いので、「え、カポないと弾けない、、」とモチベーションが下がらないように、早めに準備しておきましょう。
ギターをたまたま手に入れた人→ギターを誰かにもらってから始めるので、続くかわからないし、まだ出費は考えてないという場合は、カポなしの曲でギターを試しに弾いてみましょう!
①ギターの継続の意欲が湧いたら
または
②カポが必要な弾きたい曲に出会ったら
というタイミングで購入を検討すればOKです。
いかがでしたでしょうか?
カポタストは、弾き語りギターをやる上でとても重要なアイテムです。カポをつけて、自分の好きな曲をたくさん演奏してみてください!
それでは、また。