ギターの魅力

ギターを趣味にするメリット&デメリットとは?

・ギターを趣味にするメリットは?
・デメリットも知っておきたい
・音楽未経験でも独学で大丈夫?
・想定される費用は?

こういった疑問にお答えします。

メリットはもちろん、デメリットの知識までしっかり押さえておくことで、ギターライフの順調なスタートを切ることができます。ぜひ参考にしてみてください!

本記事の筆者

ギター解説系YouTuber「ギターを弾きましょう」です。
ギター初心者にもわかりやすい解説を心掛けています。

ギターを趣味にするメリット

演奏方法が幅広い

ギターは演奏方法が幅広い楽器です。つまり、楽しみ方の選択肢も多いということ。

何を弾きたいかによって選ぶギターも変わってきます。まずは自分がやってみたい演奏スタイルを見つけましょう。

弾き語り

ギターでコードを弾きながら歌う演奏方法。

よく出てくるコードパターンや少ないコードで弾ける曲もたくさんあるので、コードさえ覚えてしまえばレパートリーを増やしやすいのがギター弾き語り(コード弾き)の強みです。趣味で始めたギター初心者にとって、弾き語りは定番の演奏方法ですね。

ソロギター

コードとメロディを同時に弾く演奏方法。

歌うのはあまり興味なくて、、、という方は、ギター1本で完結できるソロギターにチャレンジするのもおすすめ。メロディーと伴奏を同時に弾くので、難易度は高くなりやすいですが、ギターだけでもしっかり魅せることができます

歌がメインの弾き語りギターに比べて、ギターの繊細な表現が求められる「職人」のようなイメージかもしれません。

時間をかけて1曲を仕上げていくまでの練習過程を「じっくり楽しめるタイプの人」は向いています。

バンド

よくあるバンド編成を例とした場合、

・リードギター
→ギターソロや曲のテーマとなるメロディを弾く

・バッキング
→曲の伴奏としてコードを弾く

という2種類です。

「ギター」と「ギター&ボーカル」でギターが2人編成のバンドは、よくあるパターンです。

ギター2人編成の場合、ギタリストがリードギターを弾いて目立つような役割に対し、ギター&ボーカルがバッキングで曲全体を支えるような役割分担が定番です。

もちろん、バンドを組まずに、家でできる趣味として、一人でバンドやアニソンの曲をコピーして楽しんでいるという人も割といます。

様々なシーンで活躍

ギターの特徴として

・様々な演奏方法がある
・持ち運びやすい
・ポピュラーな楽器

であることから、様々シーンで活躍できる楽器です。

おうち時間の趣味

家で一人でできる趣味は、おうち時間の心強い味方

パンデミックによるおうち時間の増加、シンガーソングライターの活躍やSNSの演奏動画など様々な理由が考えられますが、近年はアコースティックギターの市場が伸びています。実はギターをはじめている未来の趣味友達が、みなさんの身近にもいるかもしれません。

イベント

結婚式

結婚式で弾き語りギターの演奏を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?有名な曲を演奏して、みんなで盛り上がれたら最高ですよね!

筆者自身、幼なじみの結婚式で「小さな恋のうた」を演奏しました。2次会でカジュアルなお店だったので、サビで新郎新婦の名前を入れた替え歌バージョンにして、みんなで歌って楽しくお祝いできました!

忘年会などの余興

何かやってよ!と言われた時、楽しくチャレンジできる余興なのではないでしょうか?

「自分一人で演奏するのはハードル高いなぁ、、」という場合は、歌うことが好きな上司の伴奏をしてあげてください!

なんとか弾き切れたら、喜んでもらえて、ついでに評価も上がります(笑)

アウトドア

公園、キャンプ、浜辺、河川敷

アコースティックギターは、持ち運びやすくて電源も不要のため、好きな場所で演奏しやすいです。

また、アコギのボディは木材のため、トランペットなど金属素材の楽器に比べて、自然の中に溶け込みやすいです。自然に囲まれて演奏すると、何とも言えない解放感と心地良さがあって、なんだか癒されますね。ぜひ1度チャレンジしてみてる価値ありです。

<外での演奏いいなって思った動画>

人との繋がり・出会い(体験談)

自然と仲良くなりやすい

性別、年齢問わず、ギターを趣味にしている同士が出会うと自然と話が弾みやすいです。

僕自身、美容師さん・整骨院の先生・バイト仲間・同じ会社の社員など色々な人とギター話で盛り上がったり、一緒に演奏したことまでありました。

「最近ギター始めたんですけど、ひまわりの約束がどうしても弾きたくて練習中なんですよ、、!でも難しいです!」なんて笑顔で言われると、ギターが好きな僕も嬉しい気持ちになり、「いきなりその難しい曲にチャレンジするのはすごいですね!」など、共通の趣味を通して盛り上がることがあります。

出会いが生まれる

「アコギは一人で弾く趣味なので孤独?」という意見も。

しかし、はじめる人がとても多い楽器なので、「趣味はギターです」ということさえ知ってもらえていれば、「ギター買いに行くのでついて来てほしい」とか、「ギター教えて!公園で一緒にギター弾こう!」とかは、性別問わずに言われたことが時々ありました。

お互いの好きなものを通して自然と仲良くなったり、さらに仲が深まるきっかけが増えることには繋がると思います。

SNS

ツイッターやインスタなどSNSでギター関連の情報を見ていると、ギター弾き同士で交流しているのを見かけます。

正直意外でしたが、主婦、働き盛りのお父さん、OL、学生など、性別や世代を超えて音楽で繋っている様子がSNS上でも見えて、素敵だなぁと思いながらいつも拝見しています。

練習日記として発信することでモチベーションを高めるなど、上手く活用されている人もいらっしゃいますね。

ギターを弾きましょうのフォロワーさんは、ギター初心者さん同士で交流していたり、初心者に優しい人も多いので、誰をフォローしていいかわからない時はおすすめです!

「ギターを弾きましょう」Twitterアカウント

「#ギターを弾きましょう」で、ギター練習の様子などをぜひシェアしてみてください!

独学に向いている

「独学だとギターは無理」という意見は昔からありましたが、近年はあまり聞かなくなってきました。

それもそのはず、ギターを学ぶための情報の質は格段に上がってきているんです。

自分もYouTubeを2020年に始めましたが、その後わずか1年でも、ギターをYouTubeで学ぶ環境がどんどん充実してきていました。ベテランギター講師から弾き語りのお兄さんまで、様々な工夫を凝らしながら初心者向けの動画が配信されているのを目にします。

もちろん「ギターを弾きましょう」でも、ギター初心者が曲で学べたり、基礎の上達に役立つコンテンツを配信しています。

■ギターを弾きましょうのYouTube動画

低予算からはじめられる

初めてのギター予算(アンケート結果)

初めてのギター予算アンケート結果

こちらは、YouTubeのコミュニティ投稿で視聴者さんにアンケートした結果です。

1〜3万円がやっぱり定番のようですね。

費用を抑えたい

ある程度費用を押さつつ試したい方は、1万円代での初心者セットでもOK

HONEY BEE(アコースティックギター)

こちらは、初めて試すギターの定番ですね。

品質重視

「初心者はヤマハの3万円以上のギターを買うべき」という意見も多いですね。昔から言い伝えられています。信頼感ある安定のブランドです○

他の楽器も習得しやすい

ギターは弦が6本。

そして、ウクレレは弦が4本でギターと似ている楽器。また、アコギから入ってベース(弦4本)を始める人も割といますね。どちらもギターで得た知識や感覚が生かしやすい楽器なんです。

逆に、ウクレレやベースからギターを始めるのは、弦が4→6本に増えるのでどうしてもハードルが高くなりがち。

こういった乗り換えのしやすさとしても、まずはギターから弾いておいて損はないかも。

ギターを趣味にするデメリット

上達するには習慣化が必要

趣味を頻度から見ると、

・イベント感のあるもの
→旅行、キャンプ、、、

・継続的なもの
→ギター、英会話、スポーツ、、、

と分けることができます。

演奏は技術の習得です。ある程度慣れるまでは、もちろん継続的な練習が必要になります。

そのためには、ギターを弾くことを習慣化できるかが鍵

YouTubeを見る時間が1時間なら、「1日10分をギター練習にしよう!」とか、実際に練習するイメージはできそうですか?

と言いつつも、、、

「自分は意思はが弱いからなぁ、、。」という気持ち、すごく共感です。

そういう時は、既存の習慣にくっつける」ことで気合がなくても続けられます。食後に歯を磨くように、習慣にすれば少しずつ当たり前になっていくはずです。

継続的な費用

ギターの弦

ギターの弦は消耗品です。
長く使っていると、錆びたり弦が切れることもあるので、定期的に交換するのが基本です。

、、、といいつつも、YouTubeコミュニティ投稿でアンケートをしたところ、実態はこんな感じでした(笑)

ギター弦の交換頻度のアンケート結果

交換頻度は、使用する弦・演奏頻度・環境(雨季の湿度)などによって様々です。

ギター弦は比較的安いものから、高いものまで様々ありますが、ギター初心者におすすめな選び方は2つ。

比較的安い弦を使用

比較的安いものをセットでお得に購入して、まずは弦交換に慣れる。

耐久性の高い弦で長期使用

おすすめブランド:Elixir エリクサー(アコースティックギター弦)

耐久性抜群のコーティング弦です。お値段が比較的高めですが、それでもギター初心者におすすめです。理由は、弦の劣化が他と比べて圧倒的に少ないから。

弦の状態が錆びて弾きづらくなってしまうと、練習の質が低下します。弾くたびに指先に錆がつくギターは、触りたくなくなりますよね?

そのため、良い状態が長持ちするかはすごく重要。「費用」と「耐久性」の観点からコストパフォーマンスを考えると、エリクサーが断然強いと思います。

筆者自身は毎日弾きますが、2週間〜1ヶ月ちょっとで弦を張り替えることが多いですね。サボり気味の時は2〜3ヶ月つけっぱなしの時もありましたが、エリクサーだと良い状態をキープしてくれるので、ついつい弦交換を忘れちゃうってくらい良いんです。

騒音問題

静かな住宅街の一軒家、マンション・アパート暮らしの人は、騒音の配慮が大切。

演奏する時間帯として遅い時間帯は避けることの他、大きい音が出せない環境では、簡易的な騒音グッズも出ているので参考にしてみてください。また、弦とギターボディの間に布をかまして弾くだけでも全然効果ありです。

部屋で音を鳴らすのは厳しいという方でも、例えば、部屋ではコードを押さえる練習をする。思いっきり鳴らしたい時は公園に行くなど、練習によって環境を使い分けたり様々な工夫の仕方があります。

おわりに

学生時代、「俺もギターやっとけば良かったなぁ」って大学3年生のアルバイトの後輩に言われたんですよね。「全然遅くないと思うよ」と言いましたが、、、

正直に本音を言うと、もしも音楽が好きで、ギターをやってみたいと思ってる方は、すぐにやったほうがいい思います

理由は、やらなかったことに後悔し続けるより、やって失敗した方がいいから。

そして、そもそも失敗って何でしょう、、?

100万円のピアノを買うわけではありません。もちろん、人によっては高い買い物かもしれませんが、1万円くらいでも、ギター人生という切符を手にすることができます。ギターを弾く喜びは、あなたの人生にとってかけがえのないものになるかもしれません。

もし弾けなかったら、インテリアにするか、友達にプレゼントしたら喜ばれます。

もちろん、ギターよりもっと合う趣味を見つけたなら、それも素晴らしい選択だと思います。

しかし、例え向いてなかったと辞めてしまったとしても、チャレンジしてみた一歩は、次の一歩を踏み出すきっかけになるのではないでしょうか?

繰り返しですが、もし音楽が好きでギターをやってみたいなら、
とったリスクに対して、得られる恩恵の可能性は果てしなく大きいと思います。

これがギターを10年以上やってきた僕なりの意見です。
(音楽&ギター大好きな偏見です)

もちろん、人それぞれ色々な思いや事情はあると思うので、もしギター始めようって方は今回ご紹介したメリットとデメリットを踏まえ、より良い選択に役立ててもらえたら嬉しいです。

ちなみに妹に最近ギターを勧めてみたところ、「なんだか始めるのに気合いがいりそうやから、やめとく」とのことw

彼女とこの記事を読んでくださった方の意思を尊重したいと思います。

それでは、また。